先週からガラッと状況が変わり、プチロックダウンしてる台北からお届けしています!
ステイホームでめっちゃめちゃ元気です。
どうもCocoです!
タイトルに「女性向け記事」とありますが、
男性でもパートナーのために理解しておきたい~って方はぜひぜひ読んでみてください。
今回はこのブログでは書いたことない、生理の話なんやけど
それをめっちゃ楽にできる治療を台湾でする方法についてです。
さっそく書いていくよー\(^o^)/
生理痛で死にかけてた日々
もともと私は生理が多分重い方で、20代はまだよかったものの
30代になってから生理の1週間前のPMSからそりゃーもうしんどい日々が続いてました。
PMS(月経前症候群)は、食欲の増加から始まり。
引くレベルで食べてたよね・・。胃がブラックホール化してた。
ほんでイライラ、鬱などのオンパレード\(^o^)/
思春期なん?ってレベルで尖ってることもあれば、ちょっとしたドラマとかでやたら泣いたりとか。
ホルモンぶっ壊れウィークが毎月開催されてたわけです。
ほんで生理が来たら、眠くて眠くて死にそう!
お腹も痛いしダルいし、ひどい時は吐きそうになるし。(吐いたことはないけど)
もうダルいわーーー嫌やわーーってのはずーっと思ってました。
でも台湾はナイスなことに、会社で働いてると生理休暇がちゃんとあります。
全額は出ないけど、給与の半額が出る。
私は日本での就職経験がなく、「労働者の権利!!」をみんなが主張するニュージーランドで仕事をし始めたので
労働者の権利をありがたく使って、
保証されてる休みを取ることに何の抵抗もありません。
なので、会社づとめしてた時はほぼ毎月休んでた。
あざまーす!って感じで\(^o^)/
どうせ行っても眠いしダルいし仕事にならへんしね~。
台湾でのピルの処方
台湾でももちろん産婦人科に行けばピルを処方してもらえます。
台湾移住して1年目の時に、一回だけ買ったことがあるけど
私が前に住んでたニュージーランドでは、ピルを飲むなんて当たり前の世界。
やし、政府がバースコントロールに突っ込んでるお金が半端ないので
半年分のピルが5ドルとかで買えてたわけです。
でも台湾はそこまでの保証がないので・・。
いくらやったかは忘れたけど、
は?ピルにそんな額払うとかおかしくない?(^O^)
と思ってしまい、その1回でピルをもらいにいくのはやめました。
で、そんなこんなで気づいたら30歳を過ぎてしまって。
ピルは一応30歳以上で高血圧の人とかは飲んだらあかんってのがあって、
遺伝による?高血圧気味の私は一応やめとこうかなーと思ってて
それ以来飲んでません。
あと他にも、台湾では薬局で生理を遅らせるホルモン剤(ピル)が買えます。
台湾に来てからスキューバーダイビングを始めたり、
東南アジアで海で遊びまくる旅行にハマったので
そういう予定と生理が重なりそうな時は、薬局によく買いに行ってました。
(Watsonsとかではなく、薬剤師さんがいる「薬局」って書いてある薬局ね)
延經藥って言えば通じると思うけど、
普通にカウンターで生理予定日や旅行予定日を伝えると
200元くらいかな?で買うことができます。
医者にいく必要なし!
手軽に買えるのでそれは何回か使ってたけど、
これはその時の生理を遅らせるだけのものなので、
生理痛とか改善をする根本的な解決にはなりません。
IUD「ミレーナ」とは
欧米ではものすごく一般的にみんな装着してるので、ずーっと存在は知ってたけど
本気で調べたことがなかったこのIUD(ミレーナ)と言うもの。
何がキッカケか忘れたけど、去年思い立って調べてみました。
日本や台湾では知名度がすんごい低いので、ここに説明を書くと、
IUD(Interuterine Device)とは英語名の通り、子宮内に装着するデバイスの事。
*日本ではIUSという名前でも呼ばれてるけど、台湾でも欧米でも主にIUDの名前で呼ばれてます。
で、IUDの商品名?ブランド名?がMirena(ミレーナ、中国語では「蜜蕊娜」)です。
これだけ書くとこわっ!ってなるかもしれないけど、
病院でもらったパンフレット貼っておきますね。
(クリックで画素アップ)
中国語でIUDは子宮內投藥系統
この小さい手のひらにちょこんと乗ってるサイズのデバイスを子宮内に入れてもらい(病院で!)、
そのデバイスからピルと同じような作用の薬が一定量ずっと排出されます。
ピルと同じなので避妊と、あとは生理を劇的に軽くしてくれる!!!
これは一度装着したら5年間そのままでOKなので
・出産経験がない人で5年以内に妊娠するつもりのない人
・出産経験ありの人で、今後妊娠するつもりのない人
に主に使用されてるみたい。
(ピルと同じく、使用を停止して数ヶ月~半年くらいしたら普通に妊娠することができます。)
あとは生理痛の治療法としても使われてるので、
「月経困難症」の診断を受けた人もこれを勧められる事があるんだとか。
最初にも書いた通り、これは欧米ではものすごく普通に使用されているもので
ニュージーランド時代にも聞いたことがあったし、周りで入れてる人がいたような気がする。
で、今回興味が湧いたので、周りに欧米人フレンズに聞いたところ
「妊活するまで入れてたよー!台湾でやったー」って子が!
ピルとかバースコントロールに非積極的な台湾にもあるのか!!!と思って
本気で調べて、生理の苦痛とおさらばするために私も病院で入れてもらうことにしました。
台湾でミレーナ装着可能な病院
まず最初に友達が実際に装着した病院に電話してみたら・・
「普通に掛號(予約)して来たらその日に装着できるよ!」
と看護師さんに言われ。
これが私的にちょっとアラートやったんですよね。
日本語のサイトで自分でリサーチした限りでは、
どのサイトを見ても生理の5日目~7日目に装着するって書いてある。
そのことについても電話で言われてないし、
体内に入れるものなので、そんなウォークイン感覚で行っていいのか?
検査も何もないの??とちょっと不安になり、その病院は却下。
ちなみにそこでは費用は8500元って言われました。
Facebookのフォーラムページで調べた限りでは、台湾での費用はそれくらいなので変に高いわけじゃないと思うけど。
で、次に電話で問い合わせたのがこちらの病院。
台北協和婦女醫院 Webサイト(予約もここからOK) 住所:台北市松江路85巷5號 電話:02-2507-2222 婦人科内線番号→101, 102
ここは小児科・産婦人科・月子中心(産後ケアセンター)のみの病院で
直感的に専門レベルが高いかな?と思ったのと、
実際に行ったことある人から良かったという話を聞いたので、とりあえず問い合わせてみました。
ちなみに私はここの小児科で過去に麻疹のワクチン2回目を受けてます。
私はバッチリ麻疹ワクチンを1回しか打ってない世代なので
2019年のラグビーワールドカップで働く前に、ちょっと日本で流行ってたので打ちました。
その期間病気になるのも嫌やし~と思って。
それは普通に予約もなしに行ってその日に受けれたよ。
まずミレーナをやってるかどうかを知りたかったので、最初に電話で問い合わせ。
看護師さんのおばちゃんが電話でもめっちゃ優しくて
・ミレーナを提供してる
・費用は自費の場合6000元ほど
・まず装着できるかなどの検査をする
・保険が適用される場合もある
・最初は生理じゃない時に検査のために来院し、その後生理期間中に装着のために再度来院
と全部説明してくれた!!!!
最初の病院とえらい違いやな\(^o^)/
この説明を聞いてだいぶ安心したので、ここに決めました!
ミレーナ装着
問診1回目
まずは1回目、生理じゃない時に予約を取って問診に。
私は特に先生のリクエストがなかったので、適当に行ける時間にしました。
そしたらおじいちゃん先生やったんやけど、女性の先生がいいって方はちゃんとその時間を予約してください。
(女性の先生の1人が英語ペラペラって聞いたことあるけど、誰かは分かりません・・)
どの婦人科でも同じやと思うけど、まず保険証の情報をチェックして
サボりにサボってた子宮頸がん検診やるー?って言われたので、それも一緒にやってもらうことに。
台湾では国の保険ある人には30歳以上やったかな?だと保証されてるので問診費だけでできます。
先生と話をして、超音波で筋腫みたいなものがないかを確認して
まあ装着可能でしょう、とのこと。
で、先生と話してる時に、なんで装着したいの?って聞かれて
「子供作る気がないし、生理が重くて毎月しんどいから」って言ったら
じゃあ貧血があるかどうか検査しましょう、と。
血液検査をして貧血があれば、ミレーナが保険適用になるらしい!
それもその問診内でさくっとテストしてもらい
結果私は貧血はなくて先生に「あんた健康すぎ!」って笑いながら言われ。笑
ミレーナは自費ですることが決定しました・・・。
でも最初に聞いた病院では8500元やったのが
この病院では6000元くらいだったので心のダメージはなし\(^o^)/
日本やと自費の場合は3~4万円って見た気がするけど。
それなら台湾の方が若干安いのかな?
ニュージーランドはきっと激安なので、価格は調べておりません。
そして先生からもう一つ言われた事。
「出産経験ない人は相当痛いよ」
知ってるー!
それみんな言うしー!
ただ私ピアスばんばん開けてたしタトゥーも入ってるし
痛みには結構強い方だと思うんですよね。
やし、耐えれるやろーーと思ってたんやけど。
先生からの提案がこちら↓
・台湾の保険には30歳以上の女性が受けれる子宮の老廃物を出す治療(?)みたいなのがある
・それには全身麻酔が含まれる
・それと同時にミレーナを装着する事ができる
・費用はミレーナ分と問診代のみ、追加なし
先生が繰り返し、
「出産経験ない人でもし子宮口が小さすぎる場合、
全身麻酔なしではミレーナがうまく装着できない可能性がある。
その場合でも、ミレーナのパッケージを開けると費用が発生するので、
確実に装着するために、出産未経験の人には全身麻酔を勧めてる」
って言ってて。
そうかぁ~~~確かにパッケージ開けて万が一入らなかったらお金払って終わるの辛いよな。
全身麻酔するかなーーーって気になって、一応資料とか同意書(麻酔に必要)をもらってその日は帰りました。
ちなみに!全身麻酔するにはかならず付添人が必要になります。
台湾の病院のルールなのかな?1人では行けません。
問診2回目
前回の問診の時に、看護師さんに
「装着は生理5日目~7日目に行うから、生理が来たらその日に電話して!」
って言われてたので、その指示に従って予約を確定。
クリスマスのちょっと前に行きました。
予約日のちょっと前になって、その全身麻酔のオプションについて考えてたのね。
欧米フレンズに聞いたところ、
みーんな「それで全麻って聞いたこと無い!いいやん!」って言ったんやけど・・。
そうやねん。
私もミレーナごときで全麻って聞いたことないねん。
というか欧米では20代の出産経験ない子とかもバンバン入れてるイメージで
失敗するって話も聞いたことないしな~~~・・と思って。
でも台湾は装着数が少ないから先生慣れてないの?とまでも考えたんやけど、
結局bottom lineは
全身麻酔怖すぎてやりたくない\(^o^)/
やったので、麻酔なしでやることにしました!!!!!
今までの人生が健康すぎて手術経験ないのです。全麻こわい・・・
予約当日に先生に「全麻しまてん\(^o^)/」って伝えたところ
「ミレーナ入らなかっても費用かかるよ?ほんまにええの?」
って念押されたけど。笑
まあ病院としても責任取らされないために言わないとあかんことなんでしょう。
関西人の「知らんけど」と同じような感じで。
*私は欧米人フレンズがみんな麻酔なしで普通にやってるし私も大丈夫や!っていう謎の自信があったのでそうしたけど、
みなさんは自己判断でお願いしますーーーね。
心の準備ができたところで、あの椅子に座らされ。
先生が「はい、やりますよー」って言って
深呼吸してね~~
リラックス~~
って言われながら、力抜くようにがんばってたら。
なんていうのかなーーー子宮がん検診の時の5倍くらいの痛みって言えばいいのかな?
「ゔゔゔゔっ・・・・」
って声がでました\(^o^)/
ホーリーシット!!!ぎゃーーー痛い!
って思ったのも一瞬。
「可以了喔~(いいよー)」って言われたので
え?終わり?って聞いたら終わりって。
というわけで、3分で無事終了\(^o^)/
先生に「別に入ったやん!!麻酔いらんやん!」って言ったら
「入らない人もいるから一応みんなに言うの!でも麻酔するほうが確実なのは確かや!」
って言ってたので、それはそうやと思います。
私は問題なくできたけど、ほんまに人それぞれやと思うので
やりたい人は先生と相談して自分の納得のいく方法でやってくださいねー。
ミレーナ装着後
最初の24時間
ミレーナ装着した時の痛みは一瞬の激痛なんやけど
その後24時間くらい
重めの生理痛に似た痛みがずーーーーーーっと続きます。
私は朝の8時半とか謎の早い時間に病院に行ったので
終わって帰ってきて、そのあと3時間くらい寝たかな。
昼からも結構お腹痛いな~生理痛やなこれって感じの鈍痛が続くので
その日はおとなしくしておくのがベスト。
次の日起きたら痛みはキレイさっぱりなくなってました!
不正出血
ミレーナ装着後によくあるのが、不正出血。
ホルモン系の薬なので、落ち着くまでちょこちょこ出血するのはよくある事なので
別に心配する事はありません。
ただ出血が続く期間は人それぞれ!
色々ネットで調べてた時に、1ヶ月~長い人で半年とか見たのね。
半年ってしんど!長!って思ったんやけど
私は不正出血が4ヶ月ほど続きました・・・。
(´;ω;`)ブワッ
と言ってもライナーで大丈夫な量なので
ずーっと貧血気味とかめっちゃ出血してる!ってのではなかったけど
単にちょっとうっとうしいだけというか。
チョロチョロチョロチョロしたのが4月頃まであったので
うっざーーーー\(^o^)/
ってなってたけど。
でも5月現在、ちゃんと止まってます!!
ミレーナ装着してから1ヶ月後に検診においでって言われてて行って
ちゃんと定位置にいるかとかを見てもらったんやけど
その時にも「血出てる~~」って先生に言ったのね。
そしたら「そういう事もあるから心配すんな」って言われて終わっただけ。笑
ほんまに1ヶ月で止まる人もいれば、数ヶ月ダラダラ続く人もいるので
これはまじでなんとも言えません。
生理
出血がダラダラ続いてダルーーーー!ってなってた4ヶ月間やったけど
それでもちゃんと生理は来ます。
アプリで記録してるけど、生理周期がほぼ乱れなしで来てて
血の量はめっちゃくちゃ減ってるし
何よりしんどくない!!!!!
今まで寝込む事もあったけど、生理でもバンバン活動できるよーー!
1日目はちょっと眠いかなーってなって、生理痛は軽めのがある時もあるけど
前と比べたら天国です。
血の量としては、最初はすごい少ない量で始まって、
5日目くらいの出血量が2~3日間続くって感じ。
私は数年前から月経カップ派なので
それがあればナプキンもいらないしめっちゃくちゃ経済的!
月経カップは別にミレーナ入れてない人にも超絶おすすめ。
人生変わるグッズ。
まとめと感想
長くなってしまいましたが、
台湾でミレーナ装着した話とその後のお話でした!
台湾では多分、大きめの産婦人科であれば提供してるとこが多いと思います。
私が行ったところでなくても、行きつけのところがあれば聞いてみたらいいと思う。
費用は病院によるけど、だいたい5000元~8000元くらいで設定されてるみたいです。
私が払った6000元というと、今(2021年5月)のレートだと24000円くらい。
その金額で5年間使用できて、ここまで生理に悩まされなくなるのなら
私は高くないと思います!
しかも20%の人は装着期間中、生理完全に来なくなるらしいしさ。
今後更に軽くなるのかな?と期待してるところ。
アジアではまだまだタンポンすら一般的ではなくて、
ピルなんてもってのほか!!って人も多いかもしれないけど
生理で悩んでる人ってかなりの数がいると思うのね。
その悩みを、他国ではすごい一般的に行われてる医学でなくしちゃう!って
別におかしいことでもなんでもないと思うので
誰かのヘルプになればいいなと思い、記事にしました。
とりあえず私はもうくっっそしんどい生理から開放されたので!!!
いつでも海行けるでーーーー\(^o^)/
コメント