オススメ語学学校2:台湾大学の語学学校ICLP(国際華語研究所)

語学学校/語学習得
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前の記事に引き続き、私が通ったもう一つの語学学校紹介。
ここは何を隠そう、台湾で一番厳しい語学学校です。

 

国際華語研究所 International Chinese Language Program (ICLP)

ウェブサイト

場所は、前記事のCLDと同じく、台湾大学内。

しかも同じビルというか校舎内にある。
CLDがそのビルの1〜2階で、ICLPが3〜4階。

この学校は上にも書いたけど、台湾で一番厳しい語学学校として有名なので
CLDにいたら、上の階に上がってく生徒を見て
ヒソヒソ「あ〜あの人、上の厳しい学校の・・。宿題多くてみんなすごい大変って聞くよね」
みたいな雰囲気がある。笑

 

CLDと何が違うのか!
私がこっちに移った理由も含めて、説明していきます。

 

⒈授業時間

CLDが1日3時間なのに比べて、こっちの学校は1日4時間。
1時間多く授業がある。

時間帯も、CLDは選ぶ時間帯からぶっ続けで3時間、ってなるのに対して
選ぶコースにもよるけど、だいたい朝の9時〜午後3時くらいまで学校にいる感じ。

12時〜1時がランチタイムなのと、
完全に学校側から振り分けられる時間割によって、空きの1時間があったりする。
例えば私は最初の2学期はずっと朝9時が最初の授業で、ラストが3時に終わるけど
11時〜12時が空いてる、とかになってた。
最後の学期だけ10時〜3時ってなったから、すごいよかったけど
生徒に選ぶ権利はありません。笑

 

⒉生徒の特徴

ICLPは開校して50年とかやったかな?
昔はアメリカのスタンフォード大学と関係があって、
スタンフォードで中国語勉強している子が留学に来る、みたいなんから始まったみたい。

なので今でもアメリカのアイビーリーグの大学と関わりがいろいろあって
そこの留学生が多い。
私が在学してた時も、YaleやらColombiaやら、ゴロゴロいました。

それから、ニュージーランドとオーストラリアの外交官を受け入れてて
その人たちが中華圏の大使館に派遣される前に、この学校で2年間中国語を徹底的に叩き込まれるらしい。

外交官の人たちは特別プログラムがあるから、あんまり同じクラスにならんかったりするけど
同い年のニュージーランドの外交官の女の子とは仲良かった!
まあでも外交官はごく少数です。5人いるかいないか?みたいな。

9月始まりで、だいたいみんな1年勉強するとして6月までの年度で
人数は80人くらい。
そのうちアイビーリーグが・・20人くらい?
外交官が少しいて、あとは台湾でもともと働いてた人、私みたいな自分の意思で仕事やめてきてる人が少数派で
残りは海外の大学(アイビーリーグ以外のアメリカ含む)からの留学生。

私が在学してた時は、日本人3人でした。

 

⒊クラス規模

クラスはCLDよりもさらに小規模で、最大4人。
毎日3つのグループクラスと、1つの個人クラスがあります。
グループクラスは最大4人(ラッキーやったら3人)で、個人クラスは先生と一対一のクラス。

私が移った理由は、ズバリこれ!
毎日1時間、先生と一対一のクラスがあるっていう事。
1時間、嫌でも先生とずーーーっと中国語で会話するから、伸びないわけがないよね。

 

ただこれ、先生と相性が悪かったら地獄の1時間になるけど。
最初の学期の先生との相性が悪くて悪くて・・。

多分その先生はアイビーリーグとかのいわゆるアカデミックな子が好きで、
一対一のクラスでも中国の歴史やとか文学やとか、そういう硬い話をするのが好きなんじゃないかと。

 

だから毎週月曜日の授業の時に

「週末はどうだった?何かしましたか?」

から会話始まってたけど

「んー、土曜日は友達とご飯行って、クラブ行って、ちょっと酔っ払ってー、楽しかった!日曜日は二日酔いでした。」

と毎週答えてた私に嫌気がさしたのでしょう。笑
「博物館に行きました」とかいう答えを期待してたんかな?
途中から冷たかったわー(^O^)

先生が嫌って思ったのはその人だけで(だって露骨に嫌われてたし笑)
次の学期の一対一の先生とか、他の先生とは友達みたいに仲良くなれて
今でも飲みに行ったりする仲!

 

⒋授業スタイル

ICLPでは、
授業の時に教科書を使いません。

どういうことかと言うと、
定期的に学習スケジュールを渡されて、毎日の勉強するスケジュールが事前に分かる。
なので、前の日にその次の日に勉強するページを理解してないといけない。

丸暗記してないといけない、って事はないけど
文章のだいたいの内容を理解して、単語とかは覚えておく。

授業の時は会話オンリー。

先生によって多少はスタイルが違うけど、
その日の課題になってる教科書の部分に基づいて、
一切教科書開かないで、

「ではこの時この登場人物はどういう行動をしましたか?」
「その時に彼はどう思いましたか?」

みたいな質問に全て口頭で答えていく、というスタイル。

なので、毎日家できっちりと勉強しないといけないのです。
作文なんかも多いし、小さいスピーチなんかもチャプターごとにある。

ウワサは本当で、
宿題死ぬほど多い(^O^)

 

⒌校内ルール

校内のルールはただ一つ。

中国語以外の言語禁止!

ってカベにも貼ってあるし、実際に休み時間に英語で会話したら先生に怒られる・・・。
何回怒られたことか。
あまりにも何回も注意されてると、退学に繋がる恐れもある、って最初の説明会で言われる。こわっ

 

これね、中国語が上達したら問題ないんやけどね。
最初のうちはそんな対した事中国語で言えないから、
アメリカンのクラスメイトと朝学校で会って

「おはよう!」

「おはよう!元気?」

「うん元気、クラス行く?」

「行く!一緒に行こう!」

程度の会話しかできません。笑

昼休みに学校から一歩出たら、みんな英語でマシンガントークしだす、と。
そんな毎日。

 

⒍学費

ICLPは台湾で一番厳しい語学学校、と言われてるとともに
一番高い学校でもあります。

詳しくはウェブサイトにのってるけど、
CLDの3倍と思ってもらえれば・・。

クオリティは見合うから、納得した上で私は自分への投資やと思ってこの学校にした。
高かったけど・・。くっそ高かったけど。

今もしもう一回語学学校に通うのであれば、この値段は無理。笑
4年前は国移る!とか勢いがあったんやなきっと。

でも一切後悔はしてません。
むしろ得たものがすごく多くて、行ってよかったと思ってる。

 

⒎クラスの種類

学費が高い理由は、一対一のクラスが毎日あるっていうのもあるけど
クラスの選択肢の多さもある。

普通の語学学校は、1学期で一つの教科書を使って「言語」を勉強するけど
この学校は「言語プラスα」の授業があるんです。

レベルが低いうちは選べなくて、中国語をまず習得するけど、
上がってきたら

・映画→中国語の映画を見て内容ディスカッション
・ビジネス中国語
・ラジオ→中国語ラジオを聞いて内容をディスカッション
・中国古典文学(レベルかなり上)
・台湾語

など!いろいろと選べます。
台湾語はレベルが足りなくて習えなかったけど、いつか習いたいなー。

ちなみに私は最後の学期でもちろん映画授業を選択して
宿題はお題の映画を見る事
というので、少しラクしたのでした。

 

⒏ICLPで得たもの

得たもの1:中国語
もちろん。
すごい勢いで上達した。

2013年8月、CLDに3ヶ月通った状態でICLPに行く前にはほとんど話せなかったのに
同じ年の10月には簡単な会話なら問題なくなってた。

校内で英語・日本語禁止、毎日先生と二人っきりで1時間、の効果はすごいです。
9ヶ月通ったあとは、日常会話はだいたいできるようになったし、
少し難しいビジネス用語なんかも分かるようになってた。

 

得たものその2:友達

ICLPでは、信じられんくらい良い友達に出会えた。
みんなほとんど母国に帰ったり、次の国に行ったりして台湾を離れたけど。
数人残ってて、その人たちとは今でもすごい良い友達。

それから、世界各国からみんな来てたから、世界中に友達ができた!

遊びに行ったら会えるし、泊めてくれるやろうし
台湾に遊びに来た時はうちに泊めてあげるし、これからもずっと付き合っていくんやろうな。

これはほんの一部やけど。(先生もいるけど)

楽しそうでしょ?
みんなで「宿題多い!」「単語覚えれない!」ってブーブー言いながら9ヶ月がんばったから、学期末には全員ですごい仲良くなれたな〜。

パーティーもいっぱいしたし。
日本にも一緒に行って、

プリクラ撮ったし。笑

 

これはこの学校の魔法かなんか?っていうくらい、素敵な人たちに出会えまくった時期でした。
正直なところ、CLDとはクラスメイトとのつながりの重さが全然違う。
私はとりあえず仕事探しながら台湾に残る、っていう時に
ほとんど全員台湾を離れた時はほんまに辛かった。

でも今でもFBやらで連絡取れるし、彼らの国に行ったら会ってくれるでしょう。

 

まとめとしては、ICLPは

  • 本気で中国語を短期間で上達させたい人
  • (もともと勉強してて)古典などの特別な分野で勉強したい人

にオススメします!

というか、今度この二つの学校の比較まとめ記事書きます。
だらだら書いてても分かりにくいよね。

 

CLDとICLPの二つの学校について、質問等あればコメント、メール、FBページなどでいつでも聞いてください♪(´ε` )

 

 

コメント

  1. よしみ より:

    初めまして。台湾への留学と就職を検討している者です。台湾大学の2つの語学センターについての記事拝見致しました。今大学選びで悩んでいて、もしよければお教え頂きたいです。
    ・国際華語研修所は9月以外の入学は可能ですか?
    ・国際華語研修所は、1年未満の受講は可能でしょうか?
    ・2つの語学センターは、共に学生寮への入寮は可能でしょうか?
    当方英語をだいぶ忘れておりホームページの説明だけで読み取ることができず…大変恐縮ですがご教授頂けるととても嬉しいです。よろしくお願い致します。

    • cocointw1112 より:

      初めまして!コメントありがとうございます♪(´ε` )
      質問に分かる範囲でお答えしますね〜。

      ICLPは、9月以外でも入学可能です。
      タームごとに少数ですが、メンバー入れ替わってましたよ。
      冬学期から入ってきた子もいたし、3ヶ月ほどで終わった人もいるので
      1年じゃなくても大丈夫だと思います。

      学生寮は、ICLPは入れるのは知っています。
      欧米人の若い子たちはだいたい台湾大学の寮に住んでいました。
      CLDの方は寮って聞いたことがないので、入れるのかは不明です。

      ICLPは、本当にがっつり勉強するのならおすすめですよー!

      • よしみ より:

        お礼が大変遅くなってしまってすみません!
        お返事ありがとうございます!!
        とても参考になりました。ICLPへの進学について本格的に考えようと思います。本当にありがとうございました!!

  2. Ako より:

    はじめまして。CLDとICLPの紹介記事を拝見いたしました。
    どちらが良いのか悩んでいるのですが、色々お聞きしてもよろしいでしょうか。
    ICLPですが大学ホームページの一年間のAcademic year programを見ますと、最低2年間の中国語学習が望ましいと書いてあるのですが私はほぼ中国語初心者です。中国語学習歴が殆どなくても大丈夫でしょうか。
    また、この一年プログラムは基本は秋から始まるようですが冬から始めても1年間は可能なのでしょうか。
    さらに、成績証明書や推薦状など諸々必要なようですが例えば推薦状はどのように入手すればよいのでしょうか。
    CLDで短期学習してから移るほうが入りやすいでしょうか。
    色々聞いてすみません。
    回答お待ちしております。よろしくお願いいたします。

    • cocointw1112 より:

      こんにちは、コメントありがとうございます!
      ご質問にお答えしますね。

      ICLPでは別に1年間の学習でも問題ありませんよ!
      私の周りで1年以上滞在した人は1人だけです。
      学費も高いし、私は9ヶ月通い、長い子でも1年間でした。
      基本は台湾の学期と同じで9月〜5月末の1年ですが、途中入学も1学期のみの通学の人もいたので、いつからスタートしても大丈夫なんじゃないでしょうか?
      ただ6月〜8月はサマースクールなので、アメリカやヨーロッパの大学生などでその期間だけ来る人も多く、
      その期間は人数が2倍ぐらいになったというのは聞きました。

      推薦状は中国語か英語で提出だったと思うので、私は日本にいる親の知り合い私のことを子供の時から知っている元中国人(帰化した)方、
      それからもう一人は日本で英会話学校のマネージャーをしていたNZ人の友達に頼みました。
      要するに英語で言うcharacter referenceなので、社会的地位がある程度あり、あなたのことをよく知っている方に書いてもらうのが有効かと思います。
      日本語で書かれた場合は翻訳が必要かと思いますが、やったことがないのでどこで翻訳を手に入れるかは分かりません・・。すみません。

      中国語能力は、ゼロで来た子も少数ですがいましたし、学校でも初心者コースが用意されています。
      私は最初の3ヶ月間はCLDに行きましたが、どちらでもいいと思いますよ。

      また何かあれば聞いてください。分かる範囲ならお答えします(^O^)

      • Ako より:

        返信及び回答誠にありがとうございます。
        大変参考になりました。

        まず申し込みをしてみようと思います。

        ありがとうございました。

  3. 新聞記者 より:

    こんにちは。今夏から、台湾へ語学留学を予定している者です。
    私自身、ある程度すでに中国語ができることもあり、一般的な講義のほか、注音やビジネス中国語、トクフル対策など補助授業や文化クラスなとが充実している語学学校に通いたいと考えています。
    ネットで調べてみると、師範大は充実しているとの内容を多々見かけるのですが、台湾大cldは補助授業や文化クラスの開講度はいかがだったでしょうか?
    少し前の記事へのご質問となってしまい、申し訳ありません。覚えていらっしゃる範囲で、ご回答いただけると幸いです。
    よろしくお願いいたします

    • cocointw1112 より:

      こんにちは、コメントありがとうございます。
      CLDの方は、最初の3ヶ月しか通っていなくて全然分かりません・・。
      しかも中国語ゼロ~3ヶ月だったので、補助クラスや文化イベントが理解できるレベルじゃなくて
      あったとしても注意して見ていなかったと思います。
      ICLPはクラス選択の幅がすごいですよ!
      私の第3期の時(レベル4)で、映画のクラスなどもあって面白かったのを覚えています。
      ビジネス中国語や文化などを学びたいなら、ICLPが一番クラスが充実してる学校だと思います。

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