台湾で異文化体験をしながら考えた世界平和の事

小ネタ
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今日の記事はあんまり台湾とは関係ない事を書きます。

いっつもご飯の紹介や買い物、
ハッピーは記事ばっかり投稿してて、
それを楽しみに読んでくれている人がたくさんいるのは知ってるけど、
書かずにいられない事があります。
そして私が配信できるツールの中で、どのSNSよりもたくさんの人に声が届くのがブログなので
ここに書く事にしました。

私はあんまり文章を書くのが上手くないし、ボキャブラリーも少ないけど、読んでもらえれば嬉しいです。

 

 

 

 

昨日、3月15日、ニュージーランドのクライストチャーチで悲惨な事件が起きました。
日本でも台湾でもたくさん報道されているからみなさんご存知だと思うけど。

クライストチャーチは私が16才から24才までを過ごした街。
ニュージーランドっていう遠く離れた小さい国の、南島では一番大きな街。
と言っても人口50万人くらいの小さな街で、
通称ガーデンシティって言われてる、町中に緑が溢れるものすごくきれいな場所。

8年前の突然の地震で、私もビルから這って出るような経験をして
ゆっくりながらもやっと復興してきている段階のこの街で起きた信じられない事件。

モスクが襲撃され、49人もの人が命を落としました。

 

 

 

 

シティセンターにあるそのモスクは、ハグレーパークという大きな公園のすぐそばにあって
私が住んでた時は仕事に行くのに毎日車で通ってた道にあります。

18才くらいの時にクライストチャーチの専門学校で知り合ったインド人でムスリムの親友がいます。
彼自身は今はヨーロッパに住んでるけど、そこは彼が昔ずっと通ってたモスク。
昨日メッセージして聞いたら、今でもクライストチャーチにいる彼の家族は
昨日はモスクに行くのが少し遅れて、事件に巻き込まれなかったみたい。
家族は大丈夫だったけど、彼の友人は亡くなったようです。
彼はたくさんの思い出が詰まってるモスクがそんなことになって、ものすごく悲しんでいます。

私も、NZに住んでる全ての人も、住んだ事がある人も、旅行に行った事がある人も、
というか世界中が衝撃を受けてるこの事件。
まさかニュージーランドみたいな平和な国で、こんな事が起こるなんてって、誰もが思ってると思います。
私も自分がずっと住んでた場所なので、まだショックが治らないし、気持ちの整理がつきません。

犯人の男の動機はNZのニュースでは犯人の犯行声明みたいなんを公開しだしてるけど、
白人がムスリムをターゲットにしたっていうのはみなさんご存知の通りで、
どうもヘイトクライムみたいっていう話ですね。

 

 

 

 

地球上では歴史的にも現代でも、差別やヘイトクライムがたくさんあるし、
それがなくなる日は来ないと思う。

宗教、お金、政治、いろんな事が絡んで、戦争がなくなる日も来ないと思う。

でも、世界平和って、みんながピースフルで楽しい事を追い求め、お互いに優しければ、
実はすごく簡単に実現できるんじゃないかと思う。

 

 

 

 

今日は前にブログ記事にもした、台北で行われるインドのお祭り「ホーリー」イベントに行ってきました。

ホーリーは、カラーパウダーをみんなでかけ合って、春の訪れをお祝いするヒンドゥー教のお祭り。
すれ違う人の顔や体にカラーをつけて「Happy Holi!」ってお互いに言い合うもの。

インド料理レストランが主催になって開催するお祭りは毎年大人気で、たくさんの人が参加します。

汚れてもいい服を着て行って、どろどろになって帰る。

私は今日はブロガー仲間のまえちゃん、日本人の友達数人、カナダ人、台湾人、アメリカ育ちの台湾人、カナダ育ちの台湾人・・・などなど
色んな国籍と人種が混ざったグループで行きました。

数百人の人が会場に集まってたけど、本当に人種は様々。

インド系の人はもちろんたくさんいて、
台湾人、私たち日本人、ヨーロッパ系、ラテン系、アフリカ系・・・などなど
考えつく人種の人が全ていたんじゃないかな。

 

 

 

 

会場ではみんなの国籍や宗教は関係ない。

みんな色まみれになって、音楽がガンガンかかってるから、跳ねて踊る。

すれ違う人にはハッピーホーリー!って言い合って、色をつけたりつけられたり。

みんな笑顔で楽しんでて、知らない人とでも全然会話して、
一緒に写真撮ろう!一緒に踊ろう!ってなって笑い合う。

昨日まで会ったことのない人でも、
肌の色、宗教、国籍、言語など一切関係なく、一緒にこのイベントを楽しめる。

みんな楽しそうでしょ?
笑顔が溢れてる。

会場のほとんどの人がヒンドゥー教ではないけれども、
それを台湾で開催してくれるインドレストランのオーガナイザーたちに感謝しながら、

世界平和ってこういうことじゃないかな

とぼんやり思いました。

 

 

 

 

みんながお互いに優しく、リスペクトを持って、
一緒に楽しい事をしよう!っていうスピリットであれば、憎み合いなんか起こらないはず。

ムスリムが〜とか、白人がどうとか、
アジア人、黒人・・・・。

世界には問題が溢れてるけど、こういう空間もあるやん。

同じ空間、時間を共有して、どこ出身とか肌の色とか関係なく、一緒に遊ぶ。
そんな素敵なイベントもたくさんあるやん。

 

 

 

 

今すぐに昨日のような悲惨な事件を世界から今後一切なくす!っていうのは難しいと思うけど、
どんどん世界中の人が色んな外国へ旅だったり、
外国の情報がすくネットで手に入るように変わってきてる世の中。
ここ台北でも、年々色んな異文化体験イベントが増えてきてる。

私の願いは、今後もっとたくさんの人が

外国人・文化・宗教の違う人も、同じ人間なんや

って気づいて、差別の意識がなくなる事です。

興味があれば違う文化の事を教えてって言えばいいし、
言葉がお互い流暢じゃなくても、翻訳機とジェスチャーを使って会話してみたらいい。

外国のお祭りや、食べ物なんかが体験できる機会があれば、みんなこぞって参加すればいい。

そして世界中の人が、偏見なしにお互いを認められるようになればいいなーって。

 

 

 

 

うまくまとまってないけども、今日台北でホーリーに参加しながら考えた事です。

昨日のような悲しい事件が今後少しでも減るように。
そして昨日残念ながら亡くなってしまった全ての人が、天国で安らかに眠っているように。
事件で衝撃を受けて、怖い気持ちが消えないクライストチャーチの人たちの心が少しでも早く癒えるように。
台北から世界平和への願いを込めて、この記事を書きました。

My heart is with you, Christchurch.
Kia Kaha.

 

 

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